Interview & Text: 松本侃士
Photos: Yuma Totsuka
2002年公開のディズニー映画『リロ&スティッチ』に登場して以降、20年以上にわたって世界中で広く愛されている人気キャラクター・スティッチ。昨年公開された実写版の映画が大きなヒットを記録したことが象徴するように、ここ日本でも、スティッチの人気は今なお高まり続けている。今年の「スティッチの日」である6月26日には、スティッチ&ガールフレンドのエンジェルのプロモーションソングの日本語版「グリッター・グライド 〜スティッチ&エンジェルのキラキラダンス〜」がリリースされた。歌唱を担当するのは、かねてよりスティッチ好きを公言しているSoala。今回、Soalaにインタビューを行い、ディズニーや『リロ&スティッチ』シリーズへの愛や思い入れ、また、日本語版の制作におけるこだわりについて語ってもらった。
──はじめに、ディズニーを好きになったきっかけや思い入れについて教えてください。
Soala:もともと大好きでした。ちっちゃい時から、ディズニー作品を本当にたくさん観ていて、キャラクターたちが本当に可愛くて大好きだったこともあって、いろんなぬいぐるみやストラップを集めたりしていて。ちっちゃい時はプリンセスに憧れていて、特に私はオーロラ姫が大好きで、たくさんたくさん観てきました。
家族も全員ディズニーが大好きで。家族が喧嘩したとしても仲良くなれる、不思議な魔法がかかるような力がディズニーにはあるので、本当に素敵だなと思います。お父さんいわく、私がまだ小さかった時、家族でカリフォルニアのディズニーに行ったことがあるらしいんですけど、「あなたは覚えてない」って。じゃあ記憶がある時に連れて行って、って思うくらい、今思うと本当に悔しいです(笑)。

──やはり、大人になってからもディズニーへの愛はずっと変わらないですか?
Soala:大人になった今でもすごく救われていて、いつも勇気をもらっています。やっぱり、ディズニーには夢が詰まっているというか、勇気だったり、元気だったり、ひらめきだったり、感動だったりとか、いろんなものを人々に与えてくれる、魔法だなって私は思っています。ディズニーに触れている時間って、現実の嫌なことを忘れられる時間だと思うので、「もうやだな、笑えないな」って思ってる時に──私にとっては音楽もそうなんですけど──ディズニー作品に触れることによってちょっと心が軽くなるというか、「もうちょっと頑張ってみよう!」って思える瞬間をくれるなと思っています。
──スティッチと出会ったのはいつ頃でしたか?
Soala:スティッチのことはもちろんちっちゃい時からずっと知ってたんですけど、映画やアニメーションを観たのは本当に最近なんです。2年前、私自身、すごく苦しかった時、しんどかった時に、ディズニー作品をたくさん観ていて、その中の一つが『リロ&スティッチ』でした。「いったいこの子にはどんな物語があるんだろう?」って気になって観たら、こんなストーリーがあったのかと。すごく心を打たれて、当時のXなどでも、「まさかこんな作品だったとは」みたいなことを呟いたんですけど、それくらい本当に衝動が溢れて、もう今すぐに誰かに伝えたい、誰かに話したい、みたいな。もうそれくらい、スティッチとの出会いは運命的でした。
シリーズの全作品の中でも、特に『リロ&スティッチ2』で号泣してしまいまして。あの物語にすごく心打たれて、観終わった後も、こんなに涙出るかっていうぐらい、息が上がっちゃうぐらい泣いて。

──どのようなところに強く心を打たれたのでしょうか。
Soala:スティッチが自分を制御できなくなってしまって、自分はそんなことしたくなくてもどんどん悪い子になっていってしまう展開があって。その中で迎えた最後のフラダンスの発表会のシーンで、スティッチが、自分は悪いことをしちゃうからここにいちゃダメだと思って自分から身を引いて、1人で飛び立つんですよ。今でも泣きそう! やばいやばい! リロたちを守るために自分を犠牲にする展開にすごく感動しちゃって。自分を犠牲にしてまで守りたい子たちがいることが、すごく素敵だなと思って。その後、リロの愛でスティッチがもとに戻っていく展開にも、もう号泣してしまって。すごく心打たれました。
2年前にそのようにスティッチに出会ってから、私の中でスティッチ愛が爆破して。スティッチのグッズをめちゃくちゃ集めてまして、私がスティッチ愛をインスタライブとかいろんな場所で公言しているので、新しいスティッチのグッズが出たら、ファンの子が「ここにこれがあったよ」って教えてくれるんです。それぐらい、私のスティッチ愛がみんなにも伝わっていると思います。

──エンジェルと出会った時の印象、または、思い入れについて教えてください。
Soala:エンジェルは、最初は悪い子で、スティッチを悪い子に戻そうとするんですけど、そこからだんだんスティッチとお互いに惹かれ合っていって、お互いにしか見せない表情や仕草や掛け合いのギャップというか、スティッチとの掛け合いの中でちょっとデレデレする姿を観て、すごく癒しをもらって。次第にエンジェルが優しい心を持ちはじめて、仲間になっていく展開にもすごく心打たれました。ちょっと小悪魔的な仕草も魅力的で、私自身もエンジェルみたいになりたいと思って、メイクをする時にエンジェルを意識することもけっこうあるくらいです。
──今回のお話を最初に知った時、どのようなことを感じましたか?
Soala:お話を聞いたのが今年の私の誕生日の前日でした。ちょうどZepp DiverCity(TOKYO)公演のゲネリハをしていたこともあって、最初にスタッフの皆さんから順番にプレゼントを渡して祝ってくださったんですけど、最後にUS版「Glitter Glide」のMVが流れ始めて。「とりあえず見てください」って言うので、私は“お誕生日おめでとう映像”が出るのかなって想像していたんですけど、「実は、この楽曲の日本語版をSoalaさんが担当することになりました」と聞いた瞬間、信じられない気持ちと困惑とで、たぶん「え」を連発してたと思います(笑)。もう涙が止まらなくなってしまって。そこからだんだん、「本当に決まったんだ」「本当にスティッチやエンジェルと携わることになったんだ」っていう実感が湧いてきて。人生で一番の嬉し涙を流したんじゃないかというぐらい涙が溢れて、顔を真っ赤にしていたんですけど、同時に、私がスティッチやエンジェルからたくさんの勇気や元気や感動をもらってきたからこそ、私もこの楽曲を通して皆さんにそういった感情を与えたいっていう決意と覚悟が生まれてきて。「やってやるぞ」「たくさんの方に届けるぞ」っていう思いが芽生えました。
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