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<インタビュー>BILLY BOO、夢だったドラマ主題歌を『クロスロード ~救命救急の約束~』で実現 4人が提示するミクスチャーの意味がここに

Дата публикации: 06-08-2026 10:00:00



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Text & Interview: 本間夕子

 メジャーデビュー2年目の4人組ロックバンド・BILLY BOOが、テレビ朝日系毎週火曜よる9時放送のドラマ『クロスロード ~救命救急の約束~』の主題歌を担当している。大ヒットドラマ『ドクターX』と『TOKYO MER~走る緊急救命室~』を手がけたスタッフが集結し、今田美桜が主演を務める医療ドラマとなれば、間違いなくこれは大抜擢と言えるだろう。その期待に応えるべく、いつかドラマの主題歌を手がけるのが夢だったという彼らが全身全霊を尽くして完成させたのが新曲「パラレルナイト」だ。

 R&BやHIPHOP、ソウル、ファンクなどをルーツに持ち、独自のミクスチャーサウンドを鳴らしてシーンの注目を集めてきたBILLY BOOだが、今作は真正面からJ-POPに向き合った王道のバラード。バンドにとって大きなエポックとなるだろうこの「パラレルナイト」について、7月8日の配信前に、4人にじっくりと話を聞いた。

左から:RIKIYA (Dr.)、MITSU (Ba.)、KAZUKI UJIIE (Vo.)、KEI (Gt.)

──デビュー2年目に突入した現在のBILLY BOOについて教えてください。

KAZUKI UJIIE:ちょうど今、ワンマンツアー中で(※取材は6月中旬)、まさに地力を固めているところです。バンドとして、まずはZeppにたどり着きたいという明確な目標があるので、そこに向けてとにかく頑張っている段階ですね。やっぱり幅広くBILLY BOOを知ってもらうためには、自分たちが見せたいパフォーマンスをしっかりやれるようになっていかないといけないっていうプレッシャーもありますし、そのためには当たり前に地力が必要だよねって。

RIKIYA:KAZUKIの言う通りですね。結成して間もない頃は今以上に苦戦していたんですけど、今やっているツアーでは「これが見たかったんだ」っていう景色を見られている気がして。さらにすごい景色を見たいですし、イメージを膨らませながらも、そこに向けた具体的な調整もできているという、すごくいい状態かなと思います。

MITSU:実は今年中にもう一本、ワンマンツアーが決まっていて。それもすごく楽しみですし、着実に前に進めている実感がすごくあって。ずっとこの感じでいけたらZeppにもそう遠くないうちに立てる気がするんです。焦る気持ちもないわけではないけど、いいバランスで臨めているとは思うので、このまま突き進みたいですね。

KEI:メジャーデビューしてからの1年で、これまで以上にたくさんの人に曲を届けられている実感もありますし、ライブを観てもらう機会も増えたことで、さらに「いいバンドだな」って思ってほしい、ちゃんと見つけてもらいたいっていう気持ちが強くなりました。初めて観る方にもしっかり好きになってもらえるよう頑張りたいなって。


▲【BILLY BOO “CATALYST tour 2026”】東京公演
Photo by うえむらすばる

──そうしたタイミングで新曲「パラレルナイト」が配信リリースされます。テレビ朝日系ドラマ『クロスロード ~救命救急の約束~』の主題歌に抜擢と、まさにBILLY BOOの音楽をより多くの人に伝える大きなチャンスを掴んだわけですが。

KAZUKI:マネージャーから「今、こういう話が来ているんだけど、何か提出できる曲とかある?」って電話をもらったんですよ。たまたま次のリリースのためのデモを作っていて「ちょうど今日、メロディが浮かんでいたんですよ」って伝えたら、「じゃあ明日までに仕上げられる?」「やります!」みたいな。そこから半日くらいでデモを完成させたんです。ドラマの主題歌を手がけることが一つの夢だったので、「曲、あります! 出せます!」っていう姿勢をとにかく見せたくて。それが結果的にいい方向に繋がったんだと思います。

──みなさんはドラマの主題歌に決まったという話を聞いて、いかがでした?

MITSU:びっくりしました。「うわぁ!」みたいな(一同爆笑)。僕の家族が『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』の大ファンで、『クロスロード ~救命救急の約束~』には『TOKYO MER』のスタッフの方々が携わっていると聞いて、めちゃめちゃ嬉しくて。「ラプソディ」がTVアニメ『謎解きはディナーのあとで』のエンディングテーマを務めたときも、めちゃめちゃ大好きな作品だったので本当に嬉しかったんですよ。自分の好きな作品、それに携わっている方々とご一緒できるのは本当に光栄なことだと思いますね。

KEI:個人的に医療系のドラマは小さい頃からよく観ていたジャンルですし、身内に医療関係者も多いので、僕自身はもちろんですけど、家族もすごく喜んでくれていました。それに、やっぱりドラマの主題歌を手がけるのって大きな出来事じゃないですか。そういう意味でも本当に喜んでくれて。

──RIKIYAさんはどうでしょう。

RIKIYA:僕もMITSUと一緒で「えぇっ!?」って(笑)。もしかしたら……みたいな話はチラッと聞いていましたけど、まだまだ僕らは駆け出しですし、過度に期待しちゃいけないなって思っていたので、正式に決まったときは「本当に俺たちがやっていいんですか?」みたいな気持ちもちょっとありました。

実は僕、バンドという存在自体に触れたきっかけがドラマだったんですよ。僕が好きなUVERworldさんや事務所の先輩であるback numberさんに出会ったのがドラマの主題歌で、そのときに初めてバンドというものを知ったんです。当時は中学生で、自分がバンドをやりたいと思うきっかけもそこだったので、同じようにこのドラマでBILLY BOOの曲を聴いてバンドを知る子がいたりするのかもしれないと思うと、ドキドキしますね(笑)。

──正式にオファーを受けてから「パラレルナイト」を作り上げるまではどういった流れだったんですか。

KAZUKI:医療系だということは伺っていたので、自分のなかでドラマを想像しながら、合いそうな曲をひたすら作り続けました。6曲ぐらい作ったんじゃないかな。アップテンポ3曲、バラード3曲を作って、これがいいと思うものを選びました。

──しかも「パラレルナイト」は、これぞ王道と呼びたい、ど真ん中のバラードですよね。ちょっと珍しくないですか。

KAZUKI:特にドラマ用に狙ってそうしたわけではないんですよね。自分たちの軸をブラさず、そのうえでできた最大のベストが「パラレルナイト」だったというか。BILLY BOOのいちばんの武器はメロディなので、それを最大限に活かせる最高の機会が来たと思って。

──そうだったんですね。勝手ながら、これまでの楽曲にはヒップホップやブラックミュージックの要素も積極的に取り入れたミクスチャーなイメージがあったので、この王道感がとても新鮮だったんですよ。真正面からJ-POPというものに向き合おうという意志もすごく感じましたし。

KAZUKI:たしかにそれは意識していたかもしれないです。ドラマって幅広い方々が、それぞれいろんな環境で観るじゃないですか。しっかり届けるためには、ど真ん中のJ-POPであるべきだとは思っていましたね。それはもともとBILLY BOOが目指してきたものでもありますし、僕らからしたらむしろ「え、いいんですか? それ、得意です!」っていう。

──曲作りはわりとスムーズに?

KAZUKI:そこまで苦労はしなかった気がします。フードコートでご飯を食べているときに思い浮かんだんですよ。フッとサビが降りてきて、そこから広げていきました。

──KAZUKIさんは曲が降りてくるタイプなんですね。

KAZUKI:基本的にはそうだと思います。電車に乗っているときとか、急に思いついたメロディをこそこそ携帯のボイスメモに録ったりしていますね。ボイスメモは僕の友達です(笑)。

KEI:デモの制作は僕とKAZUKIが一緒にやっているので、メンバーのなかでは僕がいちばん最初にメロディや楽曲の雰囲気を聴くことが多いです。KAZUKIのなかにある楽曲のイメージを聞いて、僕がトラックを作るんですけど、この曲もまずはボイスメモでメロが送られてきました。その時点ですごくいいなと思いましたし、最初のワンコーラスを作った段階でしっかり景色が見えたので、これは絶対に間違いない曲になるって確信したのを覚えています。

──そうして完成したデモを聴いたMITSUさん、RIKIYAさんの第一印象は?

MITSU:めちゃめちゃいい曲だと思いました。僕、歌詞よりもメロディに耳がいく人間なんですけど、「パラレルナイト」は歌詞を聴こうとしなくてもスッと入ってくる。自然に入ってくるのが、曲として一番いい状態だと思うんですよね。メロディと歌詞がちゃんとリンクしていないと、そうはならないので。

RIKIYA:僕も軽いデモの段階からすごく好きな楽曲だなって思ってました。僕はむしろ新しいなって感じていて、サビの前で一回、グッとくるポイントがあって、そういう曲って今までなかった気がして。歌詞もまだない、ラララで歌っている状態なのに感情が入る曲だったので、完成がすごく楽しみでした。

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